
こんにちは!
ワイズ歯科矯正歯科+KIDSイオン小牧店です!
「虫歯じゃないはずなのに歯が痛い」「検診で問題ないと言われたのに違和感が続く」
そんな経験をしたことがある人は意外と多くいます。歯の痛み=虫歯と考えがちですが、実は虫歯以外にも多くの原因が存在します。ここでは、虫歯以外で起こる歯の痛みの主な原因と、日常でできる対処法をわかりやすくまとめました。
歯ぎしり・食いしばりによる痛み
虫歯以外の歯の痛みで最も多いのが、歯ぎしりや食いしばりによるものです。無意識のうちに強い力がかかり、歯や周りの組織がダメージを受けて痛みにつながります。
・朝起きると顎が疲れている
・歯がしみる範囲が広い
・頬の内側に噛んだ跡がある
こうした特徴がある場合、歯ぎしりが原因である可能性が高いです。特に夜間の歯ぎしりは自分では気づきにくく、慢性的な痛みにつながることがあります。
知覚過敏が原因の痛み
冷たいものを食べたときにキーンとする「知覚過敏」も、虫歯と間違えやすい痛みのひとつです。エナメル質がすり減ったり、歯ぐきが下がって歯の根元が露出することで起こります。
・冷たい飲み物や風がしみる
・歯を磨くとズキッと痛む
・痛みが長く続かない
このような特徴がある場合は知覚過敏の可能性が高いです。放置すると悪化しやすく、食事のたびにストレスを感じるようになってしまいます。
歯の亀裂(クラック)が原因の痛み
見た目では分かりにくい小さなヒビ(クラック)が原因で痛みが出ることがあります。硬いものを噛んだとき、強い力で歯を食いしばったときなどに起こりやすい症状です。
・噛んだときだけ鋭く痛む
・痛む場所がはっきりしない
・温かいものもしみる
クラックが大きくなると歯の神経にまでダメージが及ぶことがあり、早めの対応が必要です。
副鼻腔炎(上顎洞炎)による歯の痛み
鼻の奥にある「副鼻腔」という空洞が炎症を起こすと、上の奥歯あたりに痛みが出ることがあります。歯自体には問題がないため、虫歯検査をしても異常が見つかりません。
・顔を前に倒すと重い痛みが出る
・鼻づまりや頭痛、粘っこい鼻水がある
・上の奥歯だけ複数本が痛む
こうした場合は、鼻の炎症が歯に関連した痛みを引き起こしている可能性があります。
ストレスや自律神経の乱れによる痛み
歯には問題がなくても、ストレスや疲れが強いと「歯が痛い」と感じることがあります。自律神経が乱れることで神経の感覚が敏感になり、軽い刺激でも痛みとして脳が感じ取ってしまう状態です。
最近疲れがたまっている、眠りが浅い、肩こりがひどい…
こうした身体のサインと歯の痛みが同時に起きることも少なくありません。
すぐできる対処法
虫歯以外の歯の痛みには、以下のようなセルフケアが効果的なことがあります。
・歯ぎしり対策としてマウスピースを使用する
・知覚過敏用の歯磨き粉を使う
・硬いものを噛む習慣を避ける
・頬やこめかみ周りをやさしくマッサージする
・鼻の症状があれば早めに耳鼻科を受診する
・生活リズムを整えてストレスを軽減する
ただし、痛みが数日続く場合や繰り返す場合は、早めの受診が必要です。
まとめ:歯の痛みは虫歯だけが原因ではない
虫歯がないのに歯が痛む場合、その背景にはさまざまな原因が隠れています。歯ぎしり・知覚過敏・ヒビ・副鼻腔炎・ストレスなど、多くの要因が歯の痛みを引き起こすため、早めに原因を見つけて対処することが大切です。
違和感を感じたら放置せず、自分の状態に合ったケアを取り入れて、快適な毎日を取り戻しましょう。
