皆さんは、普段何もしていないとき、自分の舌がどこにあるか意識したことはありますか?
食事をしたり、会話をしたりするときに欠かせない「舌」。実は、何もしていないときの舌の位置も、お口の健康と関係しているんです。今回は、意外と知られていない舌の位置と、お口の乾燥や飲み込みとの関係についてご紹介します!
舌の正しい位置ってどこ?
まずは、今の舌の位置を確認してみましょう!
お口を軽く閉じてリラックスしたとき、舌はどこにありますか?
舌の先が下の前歯の裏側にあったり、舌全体が下のほうに落ちていたりする方もいるかもしれません。
一般的に、リラックスしているときの舌は、先端が上の前歯の少し後ろに触れ、舌全体が上あごに軽く沿っている状態が目安とされています。このとき、上下の歯は強く噛み合わせず、唇は自然に閉じているのがポイントです。
ただし、舌の形やお口の状態には個人差があるため、無理に舌を押しつける必要はありません。
舌の位置とお口の乾燥は関係あるの?
朝起きたときに口の中がカラカラになっていたり、なんとなく口の中がネバネバしたりすることはありませんか?
その原因のひとつとして考えられるのが「口呼吸」です。
舌が低い位置にあり、口が開きやすくなっていると、口呼吸につながる場合があります。口で呼吸すると、お口の中の水分が蒸発しやすくなり、乾燥を感じることがあります。
お口が乾燥すると、食べ物を飲み込みにくくなったり、話しづらさを感じたりすることもあります。
ただし、乾燥の原因は口呼吸だけではありません。薬の影響や唾液の分泌量の低下なども関係するため、乾燥が続く場合は歯科医院で相談してみましょう。
実は、飲み込むときにも舌が大活躍!
私たちは普段、あまり意識せずに食べ物や飲み物を飲み込んでいますよね。
実は、このときにも舌が大切な役割を果たしています。
舌は食べ物をまとめ、上あごに押しつけながら喉の奥へ送り込む働きをしています。そのため、舌の動きや筋力が低下すると、食べ物を口の中でまとめにくくなったり、飲み込みにくさを感じたりすることがあります。
舌は、食べることだけでなく、話すことやお口の中の機能を支える大切な存在なのです。
今日からできる!舌の位置を意識してみよう
まずは、普段の生活の中で、舌の位置や口の閉じ方を少し意識してみましょう。
・リラックスしているとき、口が自然に閉じているか確認する ・舌の先を上の前歯の少し後ろに軽く添えてみる ・食事のときは、よく噛んで無理なく飲み込む ・こまめに水分をとり、お口の乾燥を防ぐ
難しいことをする必要はありません。まずは、ご自身のお口の状態に目を向けることから始めてみてくださいね!
まとめ
普段あまり意識することのない舌ですが、実はお口の乾燥や飲み込みなど、毎日の生活と深く関わっています。
「最近、口が乾きやすい」「食べ物が飲み込みにくい」「食事中によくむせる」といった気になる症状がある場合は、自己判断せず、歯科医院や医療機関に相談しましょう。
毎日使う大切な舌。この機会に、ご自身の舌の位置やお口の状態をチェックしてみてはいかがでしょうか?
